ただ、そこに在る。
- Description
土と真摯に向き合う農家、國岡氏の活動ロゴを制作。
ネーミングから参加しました。幅広い活動を見据えて、特定の何かをモチーフにするのではなく、ブランド名を主体としたロゴとしました。
「そこに在るのは何か、それは土である」ということを 「在」という字の「土」を隠すことで逆説的に表しています。
苗字を落款風に配置し、事業への責任感と土に対するまっすぐな姿勢に説得力を持たせました。「在」という漢字の成り立ちは諸説ありますが、「大切な場所の目印と、その場所を守る武器からできた字」であるとの説があります。
大切な場所に「土」があるのならば、それを守り大事にするのが國岡氏なのではないかという解釈が生まれました。
それにより「ただ、そこに在る。」というネーミングに、氏と土との関係性が明確に浮かび上がり、構成要素として「在」の字を採用しました。
和文は明朝体を縦書きに配置し、信頼感を持たせ、背景のテクスチャは手仕事や土の質感を表し、事業内容に繋がっています。
上記の通り氏にあたる「在」の部分は濃紺を配色し、作業着の伝統色をイメージしています。- Product
ロゴマーク、コンセプト、ガイドライン、モックアップ
- Client
- Hidenori Kunioka
- Direction
Yoshihide Uekawa(Pointure),
Haruki Noda(KAMINARI DESIGN WORKS)- Design
- Haruki Noda(KAMINARI DESIGN WORKS)